『ターミネーター』は、SF映画の金字塔として長く愛され続けているシリーズです。
その背景には、監督ジェームズ・キャメロンの独創的な発想や、特撮技術の進化など、さまざまな裏話が隠されています。
本記事では、そんな『ターミネーター』の制作秘話に焦点を当て、知られざる情報をご紹介します。
ジェームズ・キャメロンの悪夢
『ターミネーター』の生みの親であるジェームズ・キャメロンは、実はこの映画のアイデアを「悪夢」から得たと言われています。
キャメロン監督がローマに滞在していたとき、彼は夢の中で炎の中から現れる機械的な骸骨を見ました。
この悪夢が映画の中心的なビジュアルであるT-800のデザインに直接影響を与えています。
キャメロンは、この恐ろしいイメージを映画に反映させることで、観客に強烈なインパクトを与えようと考えたのです。(引用元:ScreenRant)
T-800のデザイン
T-800のデザインもかなり独特ですよね。
どうやってあの形になったんでしょうか?
T-800のデザインは、特撮の巨匠スタン・ウィンストンと彼のチームによって制作されました。
このメカニカルな骸骨の作成には、クレイ、プラスター、ウレタンなどの素材が使用され、鋼鉄で補強されています。
最終的なスケルトンはクロームメッキが施され、リアルな傷やダメージが加えられ、100ポンド(約45.36kg)以上の重さになりました。
しかし、撮影現場では、この重さが問題となり、スケルトンの動きをリアルに見せるために、キャメロン監督はストーリーにT-800が足を引きずるという設定を追加したのです。(引用元:Collider)
確かに、T-800は足を引きずって歩いてましたよね。
ちなみに、T-800の制作は、特撮の巨匠ディック・スミスに依頼する予定だったけど、彼が辞退したためウィンストンが参加することになったのよ。
「ダダン・ダン・ダダン」リズム
『ターミネーター』シリーズの音楽は、ブラッド・フィーデルによって作曲されました。
特に印象的なのが、映画のテーマ曲に使われているリズムです。
このリズムは、フィーデルが自宅の鍋を叩く音をサンプリングし、それをシンセサイザーで構成したものです。
結果として生まれたテーマ曲は、13/16という非常に特殊なタイムシグネチャーを持っており、これが映画全体の雰囲気を一層引き立てる要因となっています(引用元:The Verge)
あの有名な「ダダン・ダン・ダダン」というリズム音は「鍋」から生まれたんですね。
知らなかったです。
その他の制作秘話
『ターミネーター』シリーズには、他にも数多くの興味深い裏話が存在します。
例えば、1984年の初代『ターミネーター』の制作費はわずか640万ドルであり、その低予算でありながらも特撮やストーリーテリングで驚異的な成功を収めました。
また、『ターミネーター2』は、その制作費が9400万ドルにまで膨れ上がり、当時最も高価な映画の一つとなりました。
当初は『ターミネーター2』のストーリーが最初の映画で使われる予定だったけど、予算の都合で二つ目の映画に持ち越されたのよ。
なるほど、大人の事情ってやつですね。
さらに、T-1000の液体金属エフェクトは、コンピュータ生成映像(CG)の革新に大きな影響を与え、以後の映画制作におけるCG技術の標準を確立しました。(引用元:Hollywood Reporter、The Guardian))
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まとめ
『ターミネーター』シリーズには、制作の裏側にも多くの秘密が隠されています。
ジェームズ・キャメロンの悪夢から生まれたアイデアや、スタン・ウィンストンによる精巧なT-800のデザイン、そしてブラッド・フィーデルの独特なリズム感を持つ音楽が、シリーズを特別なものにしています。
これらの裏話を知った後に再度映画を見てみると、また違った『ターミネーター』を楽しむことができるかもしれません。