『ターミネーター3:ライズ・オブ・ザ・マシーンズ』は、アクションやサスペンスが中心の映画ですが、ギャグシーンも多く含まれており、思わず吹いてしまう場面がいくつかあります。
特に、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるT-850が、前作のシリアスな面から一転して、ユーモラスな一面を見せることで、シリーズに新たな風を吹き込みました。
ここでは、映画で「面白い」くて「ギャグ」と感じるシーンをいくつかピックアップして紹介します。
星型サングラスシーン
このシーンは、『ターミネーター2』でのバイクに乗りながらサングラスをかけるクールな場面を思い起こさせます。
しかし、今回は何か違いました。
T-850がバーに入り、サングラスを探すシーンで、見つけたのは奇抜な星型のサングラス。
これは、観客が予想していたクールなアイテムとは全く異なり、T-101が無表情でこのサングラスをかける瞬間、一気にギャグシリアスな映画になってしまいました。
それ、いつものサングラスじゃないよシュワちゃん…
トイレファイトシーン
T-850とT-X(クリスタナ・ローケン)が激突するトイレファイトシーンは、アクションの迫力は凄いですが、かなりギャグっぽいです。
2体のサイボーグが無表情のまま、狭いトイレで戦う中、壁や便器が次々と壊れていくシーンは、思わず笑ってしまう展開です。
T-Xが洗面台に頭を叩きつけられたり、T-850が壁を突き破って戦い続ける様子は、アクションとコメディがうまく融合したある意味での名シーンと言えるでしょう。
車をボコボコにするシーン
T-Xに操られ、T-850が車のボンネットをぼこぼこにして機能停止する場面も、少しおかしく感じました。
なんというか、思春期男学生の八つ当たりにしか見えませんでした。
これもギャグの一部でしょうか?
棺桶を持って逃げるシーン
もう一つの面白いシーンとして挙げられるのが、T-850がジョン・コナーの母親の棺桶を片手に持って逃げるシーンです。
シュワルツェネッガー演じるT-850が、棺桶を盾にしながら銃撃戦を繰り広げるシーンは、シリアスでありながらも、その不釣り合いな状況がおかしく感じます。
巨大な棺桶を軽々と持ち上げる姿は、ターミネーターらしさがありつつも、どこか滑稽で笑いを誘います。
まとめ
『ターミネーター3』は、アクション映画としては良かったものの、ギャグシーンが多いため、前作より劣り陳腐な映画に成り下がってしまったのが残念です。
特に監督によって、T-850が集中的にコメディマンにさせられていました。
でもまあ、ターミネーター要素を含んだコメディ映画としてみれば、面白くなるのでは?とも思います。
冷酷なシュワも好きだけど、ギャグ路線のシュワも、嫌いじゃないわ。