注意:この記事にはネタバレが含みます
映画「バイオハザード2(Resident Evil: Apocalypse)」は、2004年に公開された「バイオハザード」シリーズ第2作目で、前作から続く物語を描いています。
ラクーンシティを舞台に、主人公アリスがウイルスの感染拡大を食い止めるために戦う姿が描かれており、アクションとスリルが詰まった内容です。
この記事では、映画のあらすじから重要なシーンまでを詳しくネタバレ解説していきますので、未視聴の方は注意してください!
作品概要
- 監督:アレクサンダー・ウィット
- 脚本:ポール・W・S・アンダーソン
- 原作:カプコンの「バイオハザード」シリーズ
- 公開年:2004年
- 主演キャスト:
- アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)
- ジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)
- カルロス・オリヴェイラ(オデッド・フェール)
- チャールズ・アシュフォード博士(ジャレッド・ハリス)
- ネメシス(マシュー・G・テイラー)
本作は、前作「バイオハザード」の続編として制作され、アリスが遺伝子改造されてパワーアップした状態で再び登場します。
舞台となるラクーンシティは、T-ウイルスによる感染拡大で崩壊の危機に瀕しており、アリスと新たな仲間たちは市内からの脱出を試みます。
ネタバレ
序盤:アリスの覚醒とラクーンシティの崩壊
物語は、アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)がアンブレラ社の秘密研究施設で目を覚ますシーンから始まります。
前作「バイオハザード」での事件の後、彼女はアンブレラ社によって捕らえられ、人体実験を受けていました。
アリスは強化された身体能力、超人的な感覚を手に入れており、これまで以上に強力な存在へと変貌を遂げています。
その頃、アンブレラ社が開発したT-ウイルスは市内全域に拡散し、ラクーンシティは「ゾンビの街」と化しています。
アンブレラ社はウイルスの蔓延を食い止めるため、街全体を封鎖し、市民たちを見捨てる決定を下します。
アリスが意識を取り戻した時、ラクーンシティはすでに崩壊の危機に直面しており、彼女は生存者を探し、街から脱出するために行動を開始します。
一方、警察署に残っていた元S.T.A.R.S.隊員のジル・バレンタイン(シエンナ・ギロリー)も、ラクーンシティ警察署を襲撃するゾンビたちを相手に孤軍奮闘していました。
彼女は署内の生存者を救出しつつ、市内の混乱から逃れようとしますが、ゾンビの増殖により状況は悪化の一途をたどります。
中盤:生存者たちとの合流とアンジェラの救出
アリスはジルや、民間のニュースレポーターであるテリー・モラレス(サンドリン・ホルト)、そしてアンブレラ社の元特殊部隊員カルロス・オリヴェイラ(オデッド・フェール)と合流します。
彼らは、なんとか市外への脱出ルートを確保しようと協力し合うことを決意します。
その矢先、アンブレラ社の研究者であるチャールズ・アシュフォード博士(ジャレッド・ハリス)から通信が入ります。
博士の娘であるアンジェラが市内に取り残されており、彼女を助け出せば市外への脱出ルートを教えるという取引を持ちかけられます。
彼らは博士の指示を受け、アンジェラを探すために学校へと向かいます。
学校では、ゾンビ化した子供たちと、アンブレラ社が送り込んだ精鋭部隊と戦闘になります。
なんとかアンジェラを救出することに成功したアリスたちですが、すぐにアンブレラ社が開発した生体兵器「ネメシス」と遭遇します。
驚くべきことに、ネメシスはかつてのアリスの仲間であり、前作でアンブレラ社に捕らえられたマット・アディソンがT-ウイルスの影響で変異した姿だったのです。
ネメシスは、かつての記憶を失い、完全な殺戮マシンへと変貌してしまっており、アリスに襲いかかります。
アリスは、自らの強化された力を駆使してネメシスと激しい戦闘を繰り広げますが、彼の圧倒的な火力と強靭な肉体に苦戦を強いられます。
それでも彼女は、ネメシスの中に残るわずかな人間性に訴えかけ、戦いを通して彼の心を揺さぶることに成功します。
終盤:ネメシスとの共闘とラクーンシティ脱出
物語のクライマックスでは、アリスとネメシスが共闘し、アンブレラ社の特殊部隊と戦います。
アリスはネメシスに、自分のかつての仲間としての記憶を取り戻すよう説得し、ついに彼はアリスを守るために立ち上がります。
二人はアンブレラの部隊を次々に倒していきますが、アンブレラ社は事態を収拾するため、ラクーンシティ全体を核攻撃で消滅させる計画を実行に移します。
アリスたちは、博士の指示を受けてヘリコプターを奪い、爆撃が始まる前にラクーンシティを脱出しようとします。
しかし、直後に核ミサイルが市内へと発射され、彼らのヘリコプターは爆風に巻き込まれて墜落してしまいます。
アリスは重傷を負い、ヘリから投げ出されて金属の棒に刺さり、意識を失ってしまいます。
意識を取り戻したアリスが目を覚ました場所は、再びアンブレラ社の研究施設でした。
彼女はアンブレラ社の医師たちによって拘束され、さらなる実験を施されていたのです。
しかし、目を開けた彼女の瞳には、アンブレラ社のロゴが映し出され、彼女の体には新たなプログラムが組み込まれていることが暗示されます。
物語は、アリスが冷静に看護師たちを倒し、施設から脱出するシーンで終わります。
彼女の脱出を見届けたアンブレラの上層部は、「プログラムALICEがアクティベートされた」と言い放ち、アリスが完全にアンブレラの支配下に置かれたことを示唆します。
この衝撃的なエンディングにより、物語は次回作「バイオハザード3」へと続くことを予感させ、観客にさらなる興味を掻き立てる形で幕を閉じます。
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あとがき
映画「バイオハザード2」は、アクションとサバイバルホラーの要素を併せ持ち、シリーズ全体の中でも特に緊張感のある展開が特徴です。
アリスの成長と彼女を取り巻くアンブレラ社の陰謀、そして変わり果てたかつての仲間との対峙というテーマが、映画を通じて巧みに描かれています。
観客にとって、アリスの戦いがどのように展開し、彼女がどのようにして再びアンブレラ社に立ち向かうのかを見届けることは、大きな見どころとなっています。
次回作「バイオハザード3:エクスティンクション」では、アリスが再びアンブレラ社と戦い、彼女の物語がさらに深く掘り下げられていくことになるでしょう。
参考文献:Looper